すべてが運命なら

春樹  2009-04-16投稿
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私が酔った勢いで一安に電話をしてから、一ヶ月後の朝だった。

その日私は、携帯電話の着信音で目を覚ました。

そして、相手も確認しないまま携帯電話の通話ボタンを押した。

「俺だけど」

一安の声。

「はい」

私は驚き、戸惑った。

「お前か」

一安は、解っていなかったふりをする。

「はい」

私も一安にあわせた。

「お前この番号いつから使ってる?」

一安の、解っていなかったふりは続いていた。

「結構前からじゃないですか」

私は何故か敬語だった。

「ふ〜ん。まぁいいや、お前今日何してんの?」

一安との会話はいつも展開が早い。

「特に何もしてません」

何故か直らない私の敬語。

「じゃぁ、俺と遊べよ」

一安はいつも、強制的に物事を決める。

「なんでですか?」

いつでも、私の意見はないも同然だった。

「理由なんかねーよ。解った?」

「うん」

「じゃぁ、後で電話するから」

そう言って、一安は電話を切った。

その後の電話で、一安は場所と時間を指定してきた。

その頃一安は、仕事の都合で一人暮らしをしていた。

私は時間どうりに、指定された場所に着き、一安からの連絡を待った。

しばらくすると、私の携帯電話に一安から着信がきた。

電話越しに、一安は私に道を説明する。

私は一安の声に従い、歩いて行くと10分位で一安の住むアパートに着いた。

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