制服時代??

なぉ  2009-04-19投稿
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大倉がどう思ってそう言ったのか、真意はわからないけど…
私は迷っていた。
大倉との時間は楽しいし、いい加減で女好きだけど…嘘はつかない人だと思う。

好きだと普通に言う彼の気持ちも嬉しい。
でも中野に憧れていた気持ちが恋なら…大倉にはまだそんな気持ちは持てない。

「大倉…」

「なに?」

「大倉の言う通りだよ…」

「そっかぁ…うまくいきそうなの?」

「どうだろ、わかんない」

「なら、諦めないよ」

「え?」

意外な返事に驚いた。

「俺の自由だろ?」

「大倉…」

それ以上、私は何も言えなかった。

昼休みの終わりを告げるベルがなる。

「じゃ、また」

そう言って、大倉は先に教室に戻った。

そして…次の日から昼休みに大倉は私の前に姿を見せなかった。

「こないね、最近」

「なにが?」

「大倉君。桜は応援してたんだけどな」

「何もないよ」

「知夏ちゃん?」

なぜこなくなったかは、わからないけど…
これでいいと思った。
あれ以上、深くなると私は流されて大倉と付き合っていたと思う。

好きって気持ちや恋なんて不確かなものだ…

大倉は意外にも私の心の中に入ってきていた。

私に勇気があれば…



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