『…し』
『も…し』
なんだ?傷も痛くない…
『もしもし?』
え?俺?
『あの〜』
俺は目を開けた
すると
さっきまで道路があったはずなのに今は真っ白な空間に俺は居た
「なんだ?どこだここ…
俺は死んだんじゃ」
『貴方はまだ死んではいませんよ』
「誰だ!?」
俺はいきなり声をかけられ驚き勢いよく振り返った
そこに居たのは
白い服を纏った髪の長い綺麗な女性…
『こんにちは
真野信也さん?』
「どうして俺の名を…はっ!!」
透けるような白い肌
声も響いて聞こえてくる
まさか…コイツ
「まさかアンタ…」
『そう私は―――…』
何かを言いそうになったのを俺は遮って声をあげた
「ギャ―!!オバケっ!!
こわいよぅ
うわぁぁぁっ」
『なっ!!違いますっ!!
失礼な』
ピタッ
「え?違うのか?なんだ」
『断固として違います』
「じゃあ誰なんだよ」
その女はふーっとため息をついて話だした