よくすんだ季節に私はある人に恋をした。
凄く切なくて、でもキラキラ輝いて、短い人生だけど「この人しかいない」と本気で思うくらい恋をした。
体の関係が続き、相思相愛と形だけでも言えるようになるまでにだいぶん時間が掛かった。
ただ、そうなってしまうとすぐにあまりにも簡単に統べては崩れ去ってしまった。
統べては間違いだらけだったと気づいた時には虚しさだけが残った。
好きな唄を思い浮かべ自分と重ね合わせたりする。
どうして今
あなたに触れたくて
見えないから体を欲しがった
変わったのは誰かのせいにして
そして僕らは、何かを間違ってしまった
しまった
この歌詞に凄く共感してしまうと同時に、街中で手を繋ぎ幸福そうにしているカップルはこの唄の意味は解らないだろうと少し可哀相な目で見てしまう。
決して幸福ではなかったけどこの唄に共感できるのも、また恋愛なんだと思う。
またあの季節がやってきた。少しずつだけどあの時の記憶を解きほどいていこう。