「にっ…人間だよ」
僕はそう言った。話したところで、信じてもらえるはずもない。 ……でも。
「……でも、半分…人間じゃない…」
言い終わらないくらいの時、佐々木は逃げて行った。佐々木にはわかってほしかったな。
僕はベース(基本の姿)が人だから、僕自信、龍神化できるとはおもいもしなかった。
僕は教室で佐々木に声をかけた。少し話をした。
佐々木はいつもと変わらない。普通だった。
けど、目が違った。僕を恐れるような、あざ笑うような…そんな目だった。
その日以来、佐々木には話しかけてない。
佐々木と距離を置いているうちにやる、自分の目標を決めたから。
龍神化の事と、父さんがこの街来た手段を調べることが、僕の目標。
でも、佐々木も目を張ってみることにしている。
そのわけは…
僕の直感だけど、
佐々木も
関係している…と思うから