「いた!!!!!!!!」
僕はさっそく龍神族を見つけた。
「ターコイズ!!」
それは、その龍の名前だった。ターコイズはこちらに気付いた。
ゴアァァ!!!!(お前はリューイガァ!!)
僕は、龍神族での正式名称はリューイガァ。だから龍牙なんだ。
ターコイズは僕に問いかけた。
(立派な翼だな。しかしきにくわん。何で人間淘汰に加わらん?)
僕は答えた。
(人間は悪くない。龍魔人も悪くない。……でも、龍神族が悪いわけでもない。悪いのは、ここにある。)
僕は胸をドンと叩いた。(悪いのは、「意見の相違」なんだ。)
次の瞬間、ターコイズは僕に向かって火を放った。
僕は間一髪かわした。
(わからん!!そんなものは関係無い!問題は、人間が我が龍神族を焼き払ったことだ!!!!!)
僕の人間的思考は通じなかった。
…じゃあ、どうすれば、大火事の連鎖を止めれるか…。
ぼくがみせた一瞬の隙をターコイズは見逃さなかった。
僕は炎に包まれた。