奇跡―タイムリミット一ヶ月―?

ゆん?  2009-04-21投稿
閲覧数[153] 良い投票[0] 悪い投票[0]


『頑張ってください
一ヶ月後私が迎えに行きます』


あぁ――…またこの感覚
瞼が…重い
声が遠くなる


『悔いの無いように―…』

最後は神が何を言っているのか分からなかった


少し時間が経って
また声が聞こえて来た

「し…やッ!!」

この声は

「…やッ!!」

聞き覚えのある


「んや…っ!!」

愛しい人の声


「信也!!」


香――――…!!


目をゆっくり開くと
天井が見えた
ここは…多分病室


「信也っ!!」


俺は声のする方へ
顔をやる
視線の先には涙をポロポロ流している香が居た

俺は戻って来たのか…


「大丈夫?…グスッ信也
聞こえてる?」


「大丈夫だよ…香」

俺は笑って見せた


「信也…ッ良かったぁ
うぅっ…グスッ」


香はそう言って俺を抱き締めた

もう感じる事も出来ないと思っていた香の体温…
それが嬉しくて俺も香を抱き返した

「悪いな香 心配掛けて」
「本当だよっ心臓止まるかと思った…ヒック」

身体を離して香が
俺が目覚めるまでの経過を話しだした

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ゆん? 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ