制服時代??

なぉ  2009-04-22投稿
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桜はしつこく聞いてきたけど、私は大丈夫を通した。

桜と別れてから桜に言わなかったのを後悔していた。すると、意外な人をみかけた。

「あれ…中野?」

近くの公園に入っていく人影が、中野らしかった。
なんだか胸騒ぎがして近くまで見に行くと、中には久遠と中野の姿があった。

中野の家は、逆方向だし、しかもなんだか険悪な空気だった。
茂みに隠れるように二人の様子を伺った。

「話ってなんだよ」

中野が久遠を呼び出したらしく、久遠が問いかけた。

「昨日、何があった?」

「前田のことか?それとも瑞木のことか?」

理沙のこと?って何?

「お前、瑞木にも…」

「だったらなんだよ」

中野が久遠の襟を掴んだ。

「殴れよ、」

「バカが…」

中野は久遠をつき倒した。

よろけてこけているのに、久遠は立ち上がろうとしない。

「瑞木は、お前が好きなんだぞ…わかってるだろ?」

中野の声は震えていた。

「わかってるよ…」

久遠は倒れたまま手で顔を隠した。

なんだか胸が痛かった。

「まだ好きなのか…」

久遠好きな人いるの?

「あぁ…」

「バカ…」

そう言って、中野は久遠を起こした。

「また譲る気か?」

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