わたし、0歳。
冬の夜中に産まれました。ママがその時わたしに何て言ったか、パパがどんな顔してわたしを見たか…そんなこと覚えてないんだよね、ほんとは。
お母さんのお腹の中にいるとき、あったか〜い水に包まれてて、お母さんが、
「元気に産まれてきてね」って話しかけてくれた、へその緒からつながってお母さんがまだ見ぬわたしを愛してくれてるのが伝わってきたのを覚えています。
…な〜んて神秘的なこと言ってみたいけど、何にも覚えてないんだよね。
ママ、24歳。
わたしが23年後にママの孫を産む歳よりいっこ年上だったわけだ。
これから想像もできない出来事が起こるよ。
時代は変わり続けてるから、ママが子どもだったときとは違うんだよ。
両親と、親戚一同、近所の人の期待を一身に集めたこの小さな可愛らしいbabyはこれからどんな人生を歩んでいくのでしょう?
きみの産まれたときのことを思い出してみて。
今までどんなドラマがあった?
楽しい思い出。
死にたくなるほど悲しい出来事。
なんであたしが?!っていうサプライズ。
これ以上愛せないぐらい愛しいあの人。
わたしの人生の秘密を、少しずつ告白します…