浩は彩香の死体を見つめながら小さい頃のことを思い出していた。
ーーーー浩と彩香は幼なじみだった。2人が出会ったのは公園の砂場だ。2人はまだ8歳だった。砂場で楽しそうにお城を造っている彩香の姿を見た浩は一目惚れし、声を掛けた。
「お城を造ってるの?」
「うん!」 彩香は笑顔で答えた。その笑顔を見た浩は胸がキュンとした…
2人はその日の内に仲良くなり、毎日遊ぶようになった。そして時が経つにつれ、2人は恋人のような中になった。浩は毎日が幸せだった。剛が表れるまでは… 浩はフラれた今でも好きだった。彩香が幸せならそれで良かった…なのに!ーーーー