愛されたいのにトドカナイ(3)

夏姫  2009-04-24投稿
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何がしたいのって聞かれても、良く分からない。

怒ってるのって聞かれれば、そんなわけでもない。

自分の中では、それはもう思い出の中の一部だから。

そうやって考えてみると、彼と私をつなぎ止めていたものは、一体何だったんだろう。

お互い、義務的に付き合っていただけじゃないか。

私たちは付き合っていたとは言えないんじゃないか。

そう思う。

一回も二人で出かけたことがないのも、心の中では信頼しあってなかったからではないか。

冷静に考えれば、そうなる。

ならば、今までのは、なんだったのだろうか。

今までの時間は、一体なんだったのだろうか。

私は、運命を信じたいとは思わない。

だからこそ、届かない相手への想いを大切にしたいと思う。

〜『いつかまた信じられる日まで』に続く〜



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