Blanc et Noir 4

弥生24  2009-04-25投稿
閲覧数[205] 良い投票[0] 悪い投票[0]

第四話【真夜中の山道】

岩肌が露出した山道に響く2つの足音。先頭をバロンがその後ろを少年が歩く。

「そういえば自己紹介がまだでしたね。僕はバロンといいます」
「ディル。ディル・ワーカー」
「ディルか。よろしく」

ディルは小さく頷くと再び山道を歩き始めた。



「それではよろしくお願いします。」

バロンは孤児院の院長に対して深くお辞儀をした。院長の隣にはディルが立っている。

「それじゃあ。また会おう。さようなら、ディル」


ーーー二人の間に結ばれた約束。
その約束はいずれ果たされる事となるだろう。再開の形は彼らが思い描く形とは違うかもしれないが。

『Blanc et Noir 第一章 二人の誓い』より



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 弥生24 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]
本気で盛るなら
Chillax(チラックス)★


▲ページトップ