「空の世界にはある伝説があるんだ…。」 少年はそらの隣に腰を下ろすと話し出した。 「たまに形が何かに似てる雲、見たことがあるでしょ?」 「うん…まぁ…」 「そんな雲は強い願いに答える力があるらしいんだ。」 「じゃあ…さっきのソフトクリームみたいな形の雲は…」 「そう。それが僕。君はさっき『友達が欲しい』って泣くほど強く願ったでしょ?だから僕はそれに答えた。」 「そうなんだ…」 「ただね…」 「?」 「僕が人間でいられるのは3日だけなんだ。」
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用