2日目…
「雲夢くん…」
そらは雲夢をじっと見て呟くように言った。
「どうしたの?」
「さすがに同じ服を2日連続で着るのはどうかと…」
雲夢はTシャツに短パンというすぐ汚れてしまいそうな服装ですでに白いTシャツは食事のときにできたシミなどで汚れていた。
「やっぱり、まずいかな…?」
雲夢が苦笑して言った。「今から買いに行く?近くに服屋あるし…」
「OK!デートてやつだね?」
雲夢はニコニコと笑って言った。
「デートなんて言わないでよ…恥ずかしいじゃん…てか何で雲がデートなんて言葉知ってるのよ…」
そらはうつむいて赤くなった。
「雲夢くんは…やっぱりシンプルな方があってるみたいだね?」
そらが水色のシャツを雲夢に合わせて言った。
「3日だけだから1枚でいいからね?」
゙3日だけだから゙
そらにこの言葉はチクリ刺さった気がした。
「そう…だよね…明後日までしか居ないし、1枚とそのTシャツで何とかなるよね…」
そらはそう言うとシャツを会計に持って行こうとした。
「そらちゃん、待って!」
雲夢に呼び止められ振り返ると、雲夢は薄いピンクのワンピースを持っていた。
「これ、そらちゃんに似合うと思うんだけど…」「そんなかわいいの私には似合わないよ…」
「そんなことない!もっと自分に自信を持ちなよ!」
雲夢が子供がふくれるように言ったので、そらはそのワンピースを思い切って買うことにした。
雲夢が雲に戻るまで
あと1日半…。