これはぼくの小さい頃の話である。ぼくは小学三年生の時、ある小学校に転校してきた…ぼくの学年には少し変なルールがあった。
１、Gパンは履いてはい けない。
２、女子と仲良くしては いけない。
３、ある兄弟にはさから ってはいけない。
これらは暗黙のルールだった。ぼくは背が低く色黒で勉強は苦手だったが明るくスポーツは得意で誰とでも仲良くできるような元気な性格だった。この小学校に来るまで…転校初日、元気よく自己紹介をすませ、席に着いた。何事もなく１ヶ月がすぎ、明るくてスポーツができると言うだけでクラスの女子からもてはやされ男子よりも女子と話す事が多くなっていた…ある日、クラスメイトの男子から放課後遊ぼうと誘われ、なにも考えず自転車でクラスメイトのあとに付いていった…。
川沿いの森のような自然公園に着いて自転車を置いて少し歩くと見たことのない双子の男の子と四人の男子たちがぼくを睨みつけ待っていた……。今まで笑って話してたクラスメイトの子が、走って双子の男子の後ろに回ってぼくを睨みつけた。ぼくは何がなんだか分からずただ立っていた…。すると双子の１人が…
｢チビざる！調子にのるなよ!女子とイチャイチャしやがって！｣と言ってぼくをいきなり殴ったぼくは顔を押さえながらひざまずいて痛みをこらえた…。双子と男子たちは笑いながらその場をさっていった…。ぼくはゆっくり顔を上げ考えた。(なんで？？ぼくは何か悪いことしたのかな？女子と遊んでなにが悪いのかな？)考えても解らなかった。解らないまま顔を水道で洗い家に帰ったこの日をきっかけに辛いい小学校生活が始まる… つづく
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