昨日の明日の一篇(ひとひら)

すぅ  2009-04-27投稿
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明日になればきっと――



そんな毎日。



変わらない、代われない、誰も、換えられない。



まるで、固い絆で結ばれているように。



どのくらいこんな日々を過ごしたかは、身体が教えてくれる。



正しくは――『痕』が。



重ねれば重ねるほど、それは深く、色濃く、



そして鮮やかに、遺っていく。



こんな期待は、無駄かもしれない。無謀で……醜悪かもしれない。



でも、それでも、まだ、



明日になればきっと――優しかった彼に戻ってくれる。



私たちの間には、慈しみ(きずな)があるのだから。



明日になれば――――――

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