次の日
予定より二十分前に美樹の家の前に着いてしまった。
「はぁぁ〜なぜか緊張して眠れなかったょ」
と一人で呟いていると美樹が出てきた。
ガチャ!
「ごめ〜ん!待った?」
僕はとっさに
「全然」と言った。
「今日、どこ行くの?」
と僕が聞くと彼女は少し間を開けて言った。
「分からない…ケドちょっと遠くに!」
僕は不思議に思った。
いつも元気な美樹がこんなに大人しいなんて…
僕はなんか嫌な予感がした。
しかし六時間後に起こる悲劇は誰も予想出来なかった。