この世には光があるから影がある。
多くの人が勘違いしている。
どんなに強い光を求めても、手に入れることはできない。
大きな光を得るには裏にある影を理解しなければならない。
逆に、影に入りすぎたら元には戻れない。
ふぁ〜眠いな〜。
「変だなぁ〜」
軽く、独り言を呟く。
「今日、何か大事な事でもあったけ?」
なぜか心に妙な引っかかりを感じた。
「優太(ゆうた)早く起きなさい。」
下から親の声が聞こえてきた。
「うるさいな〜」
これだから親は、っと思いつつ学校え行くための支度を整える。
「いってきます」
親がぐずぐずうざかったので早めに家を出た。
「おはよう白木(しらき)早く学校いかねーと遅刻すろぞ。」
こいつは俺の親友(?)こいつとは中学からのつきあいだ。
「ふぁ〜。おはよう優太、学校行くの疲れるよ」
「確かにだるいなよな〜得に数学やだな〜」
学校で一番嫌いな授業は数学だ、嫌いというよりあの先生が・・・。