夜に吹く風?

水宵  2009-04-29投稿
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「―トランプ?」
俺は戸惑っていた。 それでも幸はそんなの構わず話を続ける。
「そう。トランプ。」
「そのトランプと夜宵はどんな―?」
「さぁ?君に教える義理は私にはないからね。」


―Sだ。

そこに輝が補足する。
「実際トランプも最近まではほとんど活動してなかったんだ。でも、究極活動しなければならなくなった。その活動に彼は必要なんだ。」

幸は突然思い出したように言った。
「…ところで君の名前はなんだい?」
「…お前らに教える義理は俺にだってないぞ。」
すると幸は俺に近づいてきた。そして顔を近づける。
「ふぅん。気に入らないないな。」
やばい。顔近っ!なんか良い匂いもする…。幸は白くて、細くて長い女らしい指を俺の口に当てる。
「そうだねぇ…。じゃぁ君はドール。そう呼ぶよ。」



もしこいつが男じゃなくて本当に女だったら…俺はたぶん惚れてしまったかもしれない―。



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