俺は言葉を失った。
「美樹、美樹!」
「しっかりしろょ!おぃ美樹!」
俺は涙が止まらなかった。
そしてそこで泣いている後ろから母さんが言った。
「昨日、美樹ちゃんに告白されて付き合い始めたんでしょ!」
俺はさらに悲しみが込み上げて来た。
「美樹ちゃんは今日、大樹と学校に行くためにわざわざ来てくれたんだって」
「そしたらここで車にひかれたんだって」
俺の涙は止まる事を知らないかのように次から次へ大粒の涙が出た。
そして美樹は病院運ばれ、美樹の親から亡くなったと電話を受けた。