ひと夏の恋6

メグ  2006-07-14投稿
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そして、とうとう夏祭りがやってきた。
「大地!!」
「?!ユメ普通にマジ可愛い!!浴衣似合ってりよ♪」
「ありがとう♪千穂たちは?」
「ユメ!!」
後ろから原口くんと浴衣姿の千穂がきた。
「ユメこの前はごめんね!!」
「いいよ!そのことは!今日は楽しく行こう♪」
「ありがとうユメ」
「大地綿菓子食べよう!」
私はなるべく千穂たちと距離を置こうと思った。
「そしたら花火が始まる30分前に河川敷の橋の上に集合しようぜ」
原口くんも私の気持ちを察してくれたのか言ってくれた。
「そうだな。それじゃぁユメ行こ」
大地は私の手を掴み歩きだした。大地の背中がすごく大きく見えた・・・
綿菓子を買うと
「金魚救いしよ!」
「おぅ!俺得意なんだよね〜」
「本当に−?(笑)」「本当です−(笑)」大地の言った事は本当だった私は0匹だったのに大地は一人で6匹吊り上げた。
「おじさん、これ半分半分に分けて」
「お!彼氏優しいね!彼女良かったね!彼氏と金魚大事にしろよ!(笑)」
「うん!大事にする」私の手には綿菓子と大地がくれた金魚袋がぶら下がってた。
「もうすぐ時間だ。戻るか?」
「うん!!」
私は大地の腕をギューと抱きしめた。
「どうした?」
「ううん。ユメ今すごく幸せだなぁと思って!大好きだよ大地」
「ユメ・・可愛いから今は悪いけど可愛いこと言わないであと腕組み嬉しいけど今は無し!」
「なんで?」
「襲ちゃうよ?」
「わ、わかりました。手、手を繋ぎましょう・・」
「(笑)そんな緊張せんでも!」
「だって大地が・・」「はいはい( ̄▽ ̄;)おてて繋ぎましょうユメちゃんo(^-^)o」
橋の上に行くと人が大勢いすぎて千穂たちがわからなかった。
そして花火が上がった。
バーン!ババーン!
「キレイ・・・」
「そやなぁ。来年も再来年も一緒に行こうな」
「うん!約束」

この約束が果たせることができなくなるなんてこのころは思ってもみなかった・・・
つづく

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