ひと夏の恋 最終章

メグ  2006-07-14投稿
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お祭りの帰りに私と大地は大地が告白した思い出の公園に行った。「ブランコ乗ろう!」「おぅo(^-^)o」
ブランコに乗りしばらく沈黙がつづいた。
すると大地が夜空を見ながら
「ユメ、俺最近思うんだ。俺たちが付き合うえるのは運命じゃなくて奇跡だなぁって」
大地が珍しく良いことを言った。
「そうだね〜同じ国で同じところに住んでるだけでも奇跡だもんね。」
「俺、ユメが幸せなら俺も幸だから・・」
「なんか今日の大地、大地じゃないみたいに嬉しいことばかり言うねo(^-^)o」
「バァカ!!俺はいつも心の中でそう思ってんの!!」
私はブランコから下り大地にギューと抱き着いた。
「大地!大好き!!」大地は照れくさそうに「俺もユメが好きだから」
そして大地は、その夜私と別れた後、信号無視のトラックに跳ねられた。私がそれを知ったのは翌日になってからだった。信じられなくて大地の家に行き大地の部屋に行った。原口くんがいた・・原口くんは泣きながら私をみた。私はようやく大地がもうこの世にいないことを実感した・・私はその場にしゃがみ込んだ「大地・・・なんで・・」
その時
「田上さん・・これ息子があなたにって・」大地の母親は泣きながら一枚の封筒を私に渡した。中には手紙が入ってた。
「まだ・・病院に運ばれた時意識があったの大地、あなたに最後に言いたいことがあるから手紙書いてくれってって・・・」
手紙を読むと
「・うっ・うっ・・」私は大泣きをした・・どのくらい泣いただろう気がついたら外は夕方になっていた。
隣にはずっと原口くんが居てくれた。
「大地も・・バカだよ・・最後にこんな言葉残すなんて・・」
「・本当バカだよ・」『ユメへ 俺は先に空にいく。でも悲しむな。お前がいつか空に来たときずっと傍にいてやるから。その時は空の上で結婚式あげような。だから、それまで約束してください。絶対幸せに生きるって原口と。原口は良い奴だ。お前も知ってるだろ?きっと原口がお前を守るよ。空では俺が二人を見守ってるから・・ユメ悲しませてごめん。俺、彼氏失格だな。幸せに生きろよ』

二年後、私は卒業と同時に原口くんと結婚した。原口くんは今、プロサッカー選手として世界中で活躍している。「ママ!パパがまたシュートしたよ♪」
「本当?!♪」

大地、ユメは今すごく幸せに生きています。完

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