海斗「やるしか…ないんだ…でも……俺に…できるのかな?」俺がそういうとアルがゆっくりうなずいた。
アル「出来るとも…お前はカイルとリアナの息子なんじゃから」
海斗「そろそろ教えてもらってもいい?父さんと母さんのこと…」
アル「辛くはないのか?知れば知る程心に傷もつく…」
海斗「いいよ…寂しくなんかない。梓もいるし。」
アル「………ではその前に聞いておこう。ゲイルに行く決心は…ついたか?」
海斗「うん…もう決めた。俺がやらなきゃみんなが死んじゃうんだ………やるしかないんだ…。」
アル「うむ、中々精神的に成長したんじゃないか?」アルがクックッと笑いがら言った。
海斗「そいつはどうも」
アル「では話そうか?」
俺はうなずいた。
アル「あれは二十年程前じゃ………」