ノンフィクションの愛の結末?

 2006-07-14投稿
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『翔(しょう)〜〜〜!!』
このバカでかい声の持ち主はこの実話の主人公、心(こころ)。
「なに?」
こっちは翔。幼なじみで心の好きな人。片思いだけど…。
『一緒に帰ろう!!』「おう」


2人は同じ塾。中学校は違うけど、小学校からの付き合いで仲が良い。塾の帰りに駅まで帰ることが日課。


『ねぇ、元カノとはどう?』
「んー、普通」
『何ソレ?(笑)ヨリ戻したいんでしょ?だったら、頑張らなきゃ!』
「はいはい」
『相変わらず口数少ないなぁ〜』
「そう?」
『ほらぁ!』
「『………」』
『アハッ♪♪』
「フッ」


心にとってはこんな些細なことが幸せ。翔に好きな人がいても…。徒歩5分の駅までの道は短く、すぐに着いてしまう。


『じゃあ、メールするね』
「うん。じゃあな。」『バイバァイ』


別れたあとにメールするのが2人の習慣になっていた。そして心が別れた後に思うことは

{もっと一緒にいたいなぁ}

しかし、これが一緒に帰る最後の日になるなんて、心は知らなかった。


続く…

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