ノンフィクションの愛の結末?

 2006-07-14投稿
閲覧数[475] 良い投票[0] 悪い投票[0]

後日…


塾での突然の出来事だった。


『先生ー、翔は?最近いなくない?』
「えっ?塾やめたよ。聞いてないの?」
『えっ?』
思わず心は聞き返した。
「引っ越しだって」
『えぇーーー?!聞いてないし!!』
「心ちん、声でかい!!」
心は先生から[心ちん]呼ばれている。本人たちは何気に気に入っているらしい。
心は返事もせず、すっかり憔悴して教室へ帰った。


『冬香ぁ(ふゆか)〜(泣)』
「心ちゃん!どうしたの?」
『翔が引っ越しで塾やめちったぁー!!』
「えー?!」
『どうしよ…。翔〜〜〜』
「取りあえず、メール送ってみたら?」
『あっ、そっか。でも、なんて送ればいいの〜?(泣)』

心の一喜一憂は激しい。

「落ち着いて!携帯貸して」

冬香はそう言うと心の携帯のメール画面を開いた。

「あたしが、アドバイスするから!ねっ?」
『うん…』
「まず、何で引っ越したか聞いてみなきゃ」
『分かった』


【田崎先生に聞いたんだけど、何で引っ越したの?】

送信。


「相変わらず早業だね…」


メールの早打ちは心の得意技だ。


『早くないよ。返事来ないよ〜(泣)』
「まだ1分も経ってないでしょ?!」
『ふぇ〜ん(泣)』


更に3分後


ヴー、ヴー
心の携帯のバイブ音が教室に響いた。


「『メールだ!!」』

続く…



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 心 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ