制服時代??

なぉ  2009-05-01投稿
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私は彼のことを知ったつもりでいたのかもしれない。

「久しぶりに帰ってきたのに冷たいな〜」

帰ってきた?

「どっか行ってたの?」

「おい、マジで言ってる?」

「…うん」

彼は気力を落として座りこんだ。
だってあれ以来こなくなったから…
もう終わったんだと…

「ごめん…大丈夫?」

彼にかけより手を肩に触れると彼はいきなり抱きしめた。
クラス中のみんなが冷やかし騒ぎだした。

「ちょっと大倉ってば!」

「俺のこと忘れてた罰だ」

意味わかんない。
あーもぅ大倉ってこんな奴だった…

でも大倉の香水が懐かしいような気持ちになった。

「ちゃんと話したいから離して」

すると大倉はパッと離してくれた。
自分が立ち上がると私に手を差し出した。
大倉に手を預けると引っ張られるように立った。
久しぶりにそばに立って気がついた。
大倉の背が少し伸びた事、体も違う気がする。

「で、どこに行ってたの?」

「強化合宿」

大倉って…サッカーやってるって言ってた…

「サッカー?」

すると自信あり気に

「東日本ユース代表の合宿」

それって…

「すごい…」

「だろ♪」

大倉は自慢気だ…
なんだか私も嬉しい。

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