はぁ・・・。
溜息しか出ません。
本当に何だこの人。
「蒼凪さん。何奴等煽ってんスか・・・。」
ちょっと不満を口にしてみた。
「うん?その台詞、突っ込み所満載だな。お前らしくもねぇ。」
意外な答えが返ってきた。いや、僕は至極当然極まりない事しか言ってませんけど・・・。
蒼凪さんは、指を一本立て「まず一つ。煽って何が悪い。その方が楽しそうじゃん?」
マジで何言ってんだ?
続いて間髪置かず
「次。俺のこと蒼凪さんとか呼ぶんじゃねぇー。」
何か知らんがキレてる?
「今後蒼凪さんって呼んだら攻撃するぞ」
攻撃って。曖昧なのがむしろ怖いっス。
しかもさっき、蒼凪さんの凄さ見ちゃったし・・・。とか思ってたら。
僕、空飛んだ。
フワッて。
その後叩きつけられた。
「蒼凪さんって呼ぶなっつったよな?」
・・・颯さん、恐るべし。地の文に侵入してきた。
読心術??
「そんな高等技術使えねぇよ。」
いや、思いっきり使ってんでしょうが。
やっぱ恐るべし。