桜が散る
こう言うと、春の終わりを告げたようだが、実際そうでも無い
東北地方などの開花が遅い地域以外の地域では、大体学校の入学式前には開花し、入学式には散り始めている
桜が散るのは、それぞれの人のスタートをも意味している
ここにも、スタートをしようとしてる少年がいた
桐島 大祐(キリシマ ダイスケ)
ここ、「千石学園高校」
に新しく入学する生徒
千石学園は
神奈川県に位置する
学力的にも悪くない学校で
部活動は運動部も文化部も盛ん
桐島がこの学校を志願した理由はサッカーに力を入れてるから
桐島は中学時代
部活でキャプテンとして関東大会まで進んだことがある
千石学園は現2〜3年の世代の力が強化されつつあり、冬には神奈川県内のカップ戦で準優勝するなど、選手権出場の裏候補だ
つまり桐島のように、サッカーをやりたくて高校に進む物達にとっては申し分ない高校だった
しかし…
この学校のサッカー部にはとある問題があった
いや、問題が起こる…
そんな事を知らない新1年は
部室へ向かうのであった…
※この小説に出てくる学校名、人名等はすべて架空のものです