罪悪感 16

ユキ  2006-07-14投稿
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【愛は会社の異変に気付く…。】

『おはよう…。』

翠が言った…だが答える者はいなかった…。それどころか…軽蔑のまなざしで翠を見ていた…。

《…まさか…。》

『おはよう諸君。』

社長が出勤するが…声を返す者は誰もいない…。

『……………不潔…。』

『誰だ!?』

社長は問うが…案の定答える者はいない…。

『社長…ちょっと…。』

湯沸室へと社長を呼ぶ…。



『ばれたかもしれません…。』

『…なんだって…?』

『おかしいゎ…この雰囲気…。』

『……………。』

社長…困っていますね…当たり前ですが…。ならば私は…
『私…会社を辞めますゎ。』
社長は静かに顔をあげる…。
『君が…辞める必要なんてない…。』

『いいえ社長…私達も…もう潮時です…。』

『別れると言う事か!?』

社長は翠の肩をつかみ詰め寄った…。

『大きな声は出さないで…人が来るゎ…。』

『愛してるんだ…。』

『私も愛しています…だから社長のためにも…。』




言ったでしょう…?本気になったらゲームはお終いなのよ…。

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