【愛は会社の異変に気付く…。】
『おはよう…。』
翠が言った…だが答える者はいなかった…。それどころか…軽蔑のまなざしで翠を見ていた…。
《…まさか…。》
『おはよう諸君。』
社長が出勤するが…声を返す者は誰もいない…。
『……………不潔…。』
『誰だ!?』
社長は問うが…案の定答える者はいない…。
『社長…ちょっと…。』
湯沸室へと社長を呼ぶ…。
『ばれたかもしれません…。』
『…なんだって…?』
『おかしいゎ…この雰囲気…。』
『……………。』
社長…困っていますね…当たり前ですが…。ならば私は…
『私…会社を辞めますゎ。』
社長は静かに顔をあげる…。
『君が…辞める必要なんてない…。』
『いいえ社長…私達も…もう潮時です…。』
『別れると言う事か!?』
社長は翠の肩をつかみ詰め寄った…。
『大きな声は出さないで…人が来るゎ…。』
『愛してるんだ…。』
『私も愛しています…だから社長のためにも…。』
言ったでしょう…?本気になったらゲームはお終いなのよ…。
続