松任

まっすん  2009-05-03投稿
閲覧数[403] 良い投票[0] 悪い投票[0]

それは突然のことだった。

僕はいつものように家の近くの商店街を歩いていたんだ。

若林翔 13歳 中1

こんなに寒気がするほどの恐怖を感じたのは初めてだった。

僕はそれを見た瞬間、身体が凍りついた。

身体が透き通った5歳くらいの男の子が、車のおもちゃを持ってじっと立っている。

そして通行人がその子をすり抜けて歩いていく。

どうやら見えているのは僕だけのようだ。

僕は恐怖でしばらくその場から動けなかった。

だが、それはどうやら現実の出来事のようだ。
受け入れなくてはならない。

そう思った瞬間、僕は何を思ったのか、その子どもを携帯の動画に収めようと思った。

もしかしたら、動画なら他の人にも見えるかもしれないと思ったからだ。

嫌な予感はしていたが、撮ってみた。

僕はそれを確認することなく携帯を閉じ、すぐにその場を立ち去った。

家に着いて、僕はまずこの事を弟に話した。

勿論信じてはもらえなかった。

僕は携帯のことを思い出し、弟に動画を見せた。

弟は何も見えないと言う。

僕はおかしいなと思いながら確認してみた。

そこに映っていた映像を見て、僕はまた恐怖の余り動けなくなってしまった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 まっすん 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
コルセット並の着圧!
モノ足りない筈なし


▲ページトップ