朝顔と向日葵

血奈視  2009-05-04投稿
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いつからだろうか…。

彼女が笑わらってくれるようになったのは。

葵・・・・そう。

彼女の名前はアオイと言った。

俺の家にいきなり飛び入りで家族になった。

当時、葵は16歳。俺は17歳のことだった。


学校から帰った俺を出迎えたのは新しい母親となる人。名前は千夏さんと言うらしい。29歳で親父とは8歳違い。料理が上手い。あと美人とゆうより可愛いに分類される人だ。
事前に親父に話を聴かされていたし、さして驚くこともなかった俺は挨拶を一通りして着替え外に出た。

親父がどんな人を好きになろうが家に連れ込もうが関係ない。

ただ俺の居場所は確実に狭くなっていくだけだ。

なら俺は逃げればいい。

どうせ高校を出たら就職するつもりだ。今更、家族らしいことをするのも反吐が出る。

そんなふうに俺は思っていた。






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