LOVE&STAR〜恋の光

YUNA.  2009-05-04投稿
閲覧数[396] 良い投票[0] 悪い投票[0]




私、井上梓姫(あずき)と親友の中川ミサで、


ファミレスことファミリーレストランに居る時だった。

「星とハート、どっちが好き?」


親友のミサは、携帯片手に、


ブログのアイコンを選んでいた。


「別に、どっちでも良くない?」


私は、適当に返事をした。


「どっちでも良くないっ!」


ミサはいきなり真面目な表情をした。


「えっ、いや、ごめんね。でも、たかが記号(アイコン)でしょ?」


ミサは、益々腹を立てたらしく


「たかが…っじゃない!」


レストランの客が一斉に振り返る。


「ああー、ごめん、ごめん」


この注目が耐えられなかった。


内心、静かにして欲しい。


それにこういう場面では大概、


言った本人ではなく


周りの人間が噂されるのだ。


「あれっ、中川と井上じゃん」


どこからか声がする。


「うわっ、先輩!!」


ミサは私の後ろに視線をやる。


振り返ると、


そこには金髪で背の高くいかにもギャル満開の男、高杉 雄輔と


黒髪で背は普通で、少し控えめオシャレな神谷 漣がいた。


2人は私達と同じ軽音楽部で


私達が高一、彼らが高二という


一つ違いな関係だ。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 YUNA. 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ