(LOVE&STARの題名を、
LOVE&TRUTHに変更させて頂きます。
大変お手数ですが、
ヨロシクお願い致し松。)
「…では、要件はそれだけだ。
各バンドごとに分かれて、練習をするように」
皆、バラバラに散らばった。
中には、違う教室に移動するバンドもいた。
「やったー♪SUMMERLIVEだって!」
ミサはギターを一鳴らしすると、そう言った。
「一年はライブって、初めてだからね」
同じバンドの、舞先輩が言う。
舞先輩は、
まさにストレートでツヤのある髪の似合う、
日本型(笑)の先輩だ。
「舞先輩って、去年もベースやってたんですか?」
「まあね。簡単だよ♪」
ミサは首を横に振る。
ちなみに私は、ドラムを担当している。
他にボーカルの愛先輩がいるけれど、
あいにく今日は休み。
高杉先輩達のバンドは、
高杉先輩と神谷先輩の他に、
白く髪を染めて目つきが鋭く、見た目通りキッパリしている近藤先輩、
赤く髪を染めいて、見かけとは少しギャップがあってMな、山本先輩がいる。
高杉先輩がボーカル、
神谷先輩がギター、
近藤先輩がベース、
山本先輩がドラム…
という具合だ。
「よし!じゃあ今日も一曲行くよっ」
舞先輩は気合い十分な顔つきで、
ベースを構えた。
色んなバンドの音が聞こえてくる。
でも自分も奏でれば、
全く気にならない。
…演奏が終わると、
何だか気持ち良かった。
「おぉ!レン来たか」
近藤先輩が叫ぶ。
「ほら、ギター」
と、高杉先輩。
最後に山本先輩が、
とにかくテンション高く大げさに騒いだ。
私達は、それを呆然と見ていた。