学校に着いた俺は、机にうつぶせになって寝るのがいつものことだった。
「優太、何してるの?」
クラスの女子が話かけてきた。
「・・・」
うるさかったから寝たふりをした。
女子の名前は美咲(みさき)だったと思う。
無駄に元気でクラスの人気者だが、俺の苦手なタイプだ。
「起きろ?」
ガシャーーーン!!?
おもいっきり机を蹴り飛ばされた。
「痛ぇ、なんだよいきなり」
「優太が無視するからだろ」
「だからってこれはないだろ美咲、マジで痛いぞおまえ」
「今日こそは、優太に勝つんだ?」
「しらねぇよ、無駄にテンションたけぇよ。俺にかまうなよ」
「今日はチャンバラで勝負だ」
「しかとかよ、いつもそれじゃん飽きたよ美咲弱いし。」
実のところ美咲はものすごく運動神経がいい。
「いいから勝負だーーーー?」