期間限定恋愛〜37

高橋 亜樹  2009-05-06投稿
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手術が終わった翌日から、炎症反応からの発熱で39度近い熱
が続いた…

おまけに、点滴が効かないから点滴量はふえて気分も悪いし、最悪な状態だった…病状も落ち着かないイライラを一也に当たり散らしても、何も言わずに黙って受け入れてくれた…毎日お見舞いに来てくれて、亜樹の相手をしてくれた…

でもいつまで経っても、病状は変わらないしホントにこのままだったら…なんて夜一人になるとその事ばかり考えたりして不安で眠れなかった

主治医が亜樹にこう言った

「予想以上に経過が思わしくないので、検査してもう一度手術します…」

亜樹は、早く退院したいって言うのがあったので、

「明日にでも、手術して下さい。早く退院したいし…」

「そう言われてもね…明日検査して、結果次第ですぐに手術しましょう」

そう言って病室を出た…入れ違いで一也が来た

「さっき、亜樹の主治医のあいつに会ったよ。何かあった?」

「明日検査して、結果次第で手術だって…麻酔の注射痛いから嫌だ…でも早く退院したいからガマンするよ…」

「また手術の時は、付き添うから心配しなくていいよ。」

そう言うと一也は、亜樹の頭をよしよしとした…亜樹は、一也から頭をよしよしされるのがすごく好きだし、嬉しかった

今の亜樹にとって、一也がお見舞いに来てくれる事が唯一の楽しみだった…一也が来て、車椅子を押してくれて病院内を散歩と言っても売店に行って一也がコーヒーを買うだけだったけど一也と一緒に過ごす事が楽しかった…



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