LOVE&TRUTH〜恋の光 17

YUNA.  2009-05-06投稿
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「あれから松本って奴と上手く行ってんの?」


「え、私まだ松本と上手く行った事は言って…」


先輩はかすかに微笑を浮かべながら、


「初めてあの時計見た時にな、


お前が公園で一年の男子に告ってるトコが浮かんだんだよ」


じゃあ、三浦さんが言ってた事は本当だった!?


「あの…、それって未来が見えたって事なんですか?」


「まあな」


じゃあ…


だったら…


「あの、一週間後、暗い路上で、


私と松本が何してるかって、分かりますか?」


「さあな?やってみるか!時計は?」


私はポケットをあさる。


あれ?無い…。


あ!そうだった!!


三浦さんに渡したきりだった。


「忘れちゃいました」


「はぁ?何してんだよ」


笑ってる。


輝いてる。







!!!











松本が向こうから歩いて来る。


そうだ、この先は私が真実を知った場所…。


私は顔を伏せた。


…ん?待てよ?


これって、むしろ分かった方がいいんじゃ?


私は無理やりでも、楽しくしている様に見せた。


「先輩って彼女いるんですか?」


「まあな。同学年の水城 希未って奴」


水城先輩と言えば、


噂で聞いた話だと、


あの「クールビューティー」で名を広めている?


「えっ!!写メ見てみたいです」


どういう人なんだろ?


「プリなら携帯に入ってるけど」


先輩は銀やら金やらの、


ストラップがついた携帯を取り出した。


「これ」


「すごっ!」


私は思わず声を出した。


顔は二十歳に見える位に大人びていて、


髪型は黒くてショートヘアー。


まさに女子憧れ。


「こんな風になれたらいいのに…」


「じゃあ、明日2A来いよ」


「えっ、いいんですか」


私は目を輝かせた。


「希未だって嫌じゃねーだろ」


私はまたしても礼を言った。




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