?Rain LOVE〜恋ノ友 3?

YUNA.  2009-05-06投稿
閲覧数[355] 良い投票[0] 悪い投票[0]




1日目の夕食の時間。
皆、食堂に集まった。
そこには普段の高杉先輩達の姿があり、ミサと二人でため息をついた。


…食事が済むと、丸山が深刻な表情でマイクを握った。
「315号室の生徒はこの後、残るように」
私とミサは顔を見合わせた。
「ごちそうさまでした」
係が言い終わると、丸山が近づいて来た。
「強制では無いが、お前達も一緒に居てくれないか」
私達は特にする事も無かったので、つい頷いた。


…生徒が全員部屋に戻ると、教員全員が集まって来た。
「お前らは大麻を隠し持ち、2Dの女子生徒と許されない行為をした」
「はぁ?!んな事知らねぇよ!」
「俺らにはちゃんと彼女が居んだよ」
いきなり態度が変わる。
「…それで、そこの一年二人は何だよ」
「第一発見者だ」
「お前らチクったのかよ…」
高杉先輩が、呆れた様に言う。
「そんなつもりじゃ…」
「女だからって手加減しねぇからな?」
「そんな…」
ミサは今にも倒れそうだった。

…結局、話し合いにならず、その日は最悪に終わった。
「梓姫が先生呼ぼうとか言ったから…」
ミサは布団を頭までかぶった。
私の頭は空っぽになった。


…深夜二時。
二度寝をして目を開いた。

「…いるか?」
ドアの向こうから声がした。
「一年二人いるか?」
私は急いでスリッパを履くと、ドアを開けた。
「夜にごめんな」
神谷先輩だ。
明るい光で目が覚める。
「ま、来いよ」
意識なく着いた場所は、315号室。
ここも、皆、寝ていた。
「まぁ、飲めよ」
冷たい飲み物を渡されると、それを一口飲んだ。
炭酸水のようだった。
ゴクゴクと飲み続けた。
「ありがとう」
「ははっ、お前寝ぼけてんだろ?!」
私は目をこすりながら、缶を見た。
「グレープフルーツ……チューハイ!?」
私は目を丸くした。
後に酔いが回って来た。
私はそのまま寝転んだ。
何かが頬に触れた。
しかしそれが何か分からず、
そのまま眠りに落ちた。


i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 YUNA. 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ