中学、高校と女子校で過ごしてきた野尻茅乃。
春から晴れて共学の大学に通うことになった。
大学入学が決まってしばらくしてからのこと。
「茅乃覚えてないと思うんだけど、昔パパの方の親戚で集まったことあるでしょ?茅乃のはとこになるんだけど同い年のゆうきちゃん、茅乃と同じ大学みたいよ。ゆうきちゃん長野だから一人暮らしするとかで部屋探ししてたみたいなんだけど、うち部屋も空いてるし下宿勧めたんだけど茅乃いい?」
「あたし全然覚えてないけどいいよ」
こうしてはとこであるゆうきとの共同生活が始まることとなる。