?Rain LOVE〜華炎8?

YUNA.  2009-05-07投稿
閲覧数[379] 良い投票[0] 悪い投票[0]




今日は軽音の合宿最終日とあって、慌ただしい。
荷物をまとめてバスに乗り込んだ。
昼食はバスで食べる。
バスの中は、絶好調だ。


…休憩エリアに着いた。
私とミサと大倉は、お土産店へと行った。
「あっ、川島、来いよ」
大倉は、一人で行動している川島を呼んだ。
外見、クールな人だ。
大倉は1B、川島 陽を簡単に説明した。
「4人で、おそろなストラップ買わない??」
ミサが安くて綺麗なストラップを差し出した。
こうして4人は、お揃いのストラップを買った。
男女構わず、似合っていた。
川島は嬉しそうだった。
「良かったな♪」
…本当に良かった。
この合宿は。


ようやくバスが発車し、どんどん東京へ近づいていった。
「着きました」
ガイドさんが言う。


私達は現地解散となった。
帰りはミサと大倉と川島の、計4人。
「楽しかったな〜」
「だね♪」
みんな、まだワクワクしている。
「この後、カラオケ行かない!?」
「賛成ー!!」
私達は近くのカラオケ店へ、足を運んだ。
中は、家族連れやカップル、飲み会などで賑わっていた。
「あれって水城先輩?」
ミサは指を差す。
「あっ、久しぶり!」
本当だ!
「お久しぶりです!!」
「合宿、楽しかった?」
「はい♪BBQで肉とられちゃいましたけどっ」
わざと大倉を見た。
私は、水城先輩で思い出した。
「先輩、あの後神谷先輩とは上手く行ってますか?」
とたんに、表情が変わった。
「ううん、別れたの。好きな人が出来たって」
うそ…。
じゃあ、やっぱりあれは告白?
「でも私は、新しい彼女を恨まないわよ?」
「え?」
「私、過去にクヨクヨしないタイプだから」
そう笑顔で突き通すと、カラオケ店を堂々と出て行った。
「憧れるなぁ〜」
私が見とれていると、
「でも、別れちゃったんだね…」
「あんな、お綺麗さんを越えた人って居るのかねぇ?」
私と大倉は、思わず顔を見合わせた。




投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 YUNA. 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ