制服時代??

なぉ  2009-05-08投稿
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祭りの夜は何かがおこる。

みんな浴衣でいつもと雰囲気が違うし…
伝説効果もあって、男女率が高い。

「カップルだらけね」

理沙がけだるそうにつぶやく。

「伝説効果じゃない?」

私も他人事の様に生返事。

「千夏はどうなの?」

「えっ?」

理沙の直球に少し動揺。

「好きな人とかは?」

「なに急に?」

「いや〜千夏ってなかなか言ってくれないからさ」

「理沙…」

少しさみしげな理沙の声がなぜか嬉しかった。
気にかけてくれてる気持ちが嬉しかった。

「お似合いだと思う人いるんだけどな」

「は?」

理沙は満面の笑みだった。その笑顔は悪いこと考えている。

「そろそろ時間ね」

「なんの?時間?」

する本部席に、浴衣姿の彼が訪ねてきた。

「瑞木用事ってなに?」

「…中野」

理沙を見ると悪い顔をして笑っている。

「実はちょっと頼まれてほしいの」

「なに?」

「千夏とまわってあげて?」

「理沙!」

「んでその後、私とも」

「…俺はかまわないけど」

理沙にはめられた…

かくして、私は中野とまわることになりました。

うるさいくらいのまわりの声や祭りはやしが全然気にならない。顔のほてりを感じる。



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