ねぇ…大好きなのに。

春樹  2009-05-09投稿
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「お前さ、そろそろ自分の幸せ考えた方が良いよ」

春樹のその言葉が、私の頭から離れなくなっていた。

私は亮に聞いてみた。

「ねぇ、なんで亜弥の事大切にしてくれないの?」

私にとって、それは前から不思議に感じていた事だった。

「は?お前大切にされたいと思って俺と付き合ってんの?だったら、別れた方が良いよ。」

亮が面倒臭そうに答えた。

「じゃぁ、別れる」

私がそう言うと、亮は私を叩いた。

「大切にされたかったら、他の奴と付き合えよ」

亮が徐々に怒り始めた。

「じゃぁ、そうする」

私の答えに、亮はまた私を叩く。

「お前大切にされたいの?」

「うん」

「お前じゃ無理だよ。もうくだらない質問すんな」

亮は、それだけ言って話しを終にした。

私は、その会話にショックを受けなかった。

亮は誰より自分が大切な人だから。

春樹とは、あれ以来、連絡を取る事なく18歳になった。

そして私は亮の赤ちゃんを身ごもったが、亮は望んでくれず、私の赤ちゃんは居なくなった。

それが、決定的な理由になり私は四年目にして要約亮と別れる事になった。



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