『ここ答え〇〇。暗算で出来ないの?』と冷たく言い放つ俺。だけどいちごは、『‥潤と恋人…とかじゃないの?』 …ああ もう!!『だったらあきらめんのかよ?その程度の気持ちなんだ?たいして好きじゃないんだね?』こんな言い方…キミにますます嫌われるのに…。その時 バンッ 机を強く叩いて俺に…『‥ッ 数字!追試まで教えてください!先生!』
はあ?先生?いやでも待て!これはそばにいられるチャンス!だと思い 『‥別にいいけど、100点とる自信あんの?』とまたこんな言い方してしまった。 だけどいちごは、『絶対 とるわよ!!…トイレ行ってくる!』と言って部屋を出て行った。 俺は、いちごに何をしてあげたいのだろうか?
泣かしてしまった。
キミのそばにいられる方法がこういうやり方でしか思い浮かばないなんて‥『…頭悪いの 俺の方じゃん…。』 〜それから 生徒会室で毎日昼休みと放課後 勉強した。
いつも一緒にいられるからいちごのことがたくさん分かった。
飲んでるジュースがいつも苺味だってことや、回答に悩むとシャーペンが伸びていったり、しっかり者だから友達からの相談メールが毎日、たくさん届いてたり。 いちごって美人だけど‥ かわいいよな?表情がくるくる変わってさずっと見ててもあきないし(ギャ−!マジかわいい!)口に出して叫びたいけど、心の中で叫ぶ俺。その時、パチッと目があってしまった。 『何よ?』と冷たく言い放ついちご。 がん見しすぎたかな?『なんでもねぇよ』と俺。マジ俺って‥『HENTI♪』といきなり後ろから潤が飛びついてきた。『嫌いからはじまる好きって最強なんだよね〜♪』といちごに向かって聞く潤!バカ!!お前何いちごに聞いてんだよ!!まあ俺も聞きたいけど‥『絶対無理!好きにならない!』ときっぱり言われた。 こうやって 突き落とされるの目に見えてんだろが!!心が痛かった。 そして今日の勉強が終わった。『明日の追試 頑張って!』そう明日は追試だ!だからこの言葉は絶対かけなきゃいけない‥。『ありがとうございました。』ふかぶかとお礼を言われたが、まだ一つ言わないといけないことがある!それは『俺は潤となんでもねぇ〜からな!ただの親友だから。誤解するなよ!!』すごい必死に言った俺にいちごが‥『分かってるよ!潤のおフザケだってこと、 レンって彼女いないから怪しいんだよね〜!