一歩、一歩

アクア  2009-05-11投稿
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あなたに抱き締められていた。
あなたの大きな体に、包まれ幸せを感じた。

何も変わらない、
あなたの笑顔。
あなたの香り。
そして、私を呼ぶ声。

ただただ、
あなたに会えた事がうれしく、涙が止まらなかった。

このまま時が止まればいいのに…

そう思った瞬間、
目が覚めた。

確かにあなただった。

あなたの温もりを感じた。あなたの匂いもした。
力強く抱きしめてくれた。

そして、私は本当に泣いていた。

目が覚めた私は、
頬に伝わる涙を拭いながら思った。

「夢だけど、あなたに会えて良かった。ありがとう」

その時私は、自分の気持ちに正直になろうと決めた。  

もう会えなくとも、私の心からあなたが消えていくのを待とうと。

焦るのでもなく、
自然に次の恋が見つかるまで、あなたを好きでいさせて下さい。

また夢で会える事を願いながら。

一歩、一歩
前に進みます。


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