別れ話だけで、ここまでこじれるかな?
シン『俺が知ってるのはそんくらい。
お役に立てなくて申し訳ないけど。』
いずみ『そんな事ないよ!
お役目じゅーぶん。…シンさん、私は間違ってる?
アラタや私の回りの人達を傷つけてまで一緒にいてもいいのかな?
これ以上、犠牲者を増やしたくない。』
シン『いずみちゃん……。』
シンさんも黙ってしまった…。
しかし哀しそうな表情で話し始めた。
シン『正直に言えば、確かに二人の件では大変だよ!
でもね、いずみちゃんが側にいる時のアラタは今までと何か違うんだよ。
それは誰が見てもわかる程明らかにね。
アラタ自身が生き生きしてるってゆーか、オーラが違うんだよ!
だからアラタが認めた本物だからこそ、二人を大切にしたい応援したいってのがメンバー含め回りの人間の考えなんだ!』
いずみ『私って贅沢な人間だね。
アラタにも回りにも大切にされて。』
シン『そうだよ!だからこそ、いずみちゃんは輝いてくれてないとねっ!
俺も太一もみんないずみちゃんが大好きでいつもパワーを貰ってるよ!
それにいつまでも俺らの太陽でいて欲しいと思ってるよ。』
シンさんってさすがっTRINITYのリーダーの貫禄ありありだ。
頭上がらないや。
私、前向きにならなきゃね。
いずみ『シンさんはさすがTRINITYのドンだね。
私が太陽だなんて…。』
シン『本当だって!いずみちゃんは俺らにとって太陽だよ。いつも眩しいし。
みんな本気でいずみちゃんに惚れてっから。』
いずみ『私の方こそTRINITYメンバーに惚れてるよ。
だって、アラタに出会う前からファンだったし…。
シンさん、ありがとう!』
シン『で?どう?
アラタから俺に乗り換える気になった?』
いずみ『そうですね〜。考えときます。』
私はくじけては行けないと思った。
その時、アラタが江口さんと帰ってきた。
続く…。