純+粋な恋 『純愛』
生暖かい
秋の夜空に
優しく開いた秋桜が
枯れないようにと
強く願った
黄金の光の
差し込む窓辺で
ただ涙するのは
どれだけ
悲しい事だろう
消えて行く
命の炎と
尽きる事のない
君への思い
叶う事のない
初恋に
胸が締め付けられる
私はいつか
君を思い描いて
手を伸ばす
何も掴めない
我が手をきっと
絶望感に浸りながら
下ろすのだろう。
だけど
君が幸せなら
それで良い
だって
この思いは
死んでも消えることは
無いのですから。
[淡矢 純の手紙]
●●終わり●●