竜一『お前が犯人じゃない………か』
信じて貰えるか…?
竜一『そうだな…冷静に考えればお前が人なんか殺す訳がない』
拓也『ったりめぇだろうが、前科はいただけないからな』
俺は人を殺さない?
殺したことがないだけで、殺すような奴かもしれないのにねぇ………これ以上考えるとヤバいな…。
竜一『…疑って、悪かったな』
珍しく本気で申し訳ないと言った表情で謝ってきた。
拓也『誤解が解ければそれでいいさ』
それより問題はあの人影だ。
俺は竜一に昨日見たことを説明した。
竜一『じゃあそいつは今日も現れる可能性があると?』
拓也『確かに無いとは言えないが…』
竜一『じゃあ!今日捕まえちまおうぜ!』