マスターが二人…
女生徒子は
それなりだが…
あの男子生徒は…
覚醒から日が
経ってないな。
なら、男子生徒を
先に片付けるのが得策
かもしれないな。
「…狙いは僕だな。」
おそらく、この変な
力を得てからそれほど
経ってないのを聞いたか
悟ったのだろう。
それは良いが…あの男の
能力は?従者か…
あるいは、
直接武器を持つのか…
どちらにせよ、形状は
何だ?
(何でも変わりはしない
だろ?殺せばな。)
五月蝿い…
「形状が不確定か…
こいつは面白い。」
気付かれたか…何か
法則でもあるのか…
どちらにせよ、武器が
相手にばれ、相手の
武器が解らないのは…
「紹介しよう、彼は
私のパートナーの
オーディンだ。」
この自信み満ち溢れた
表情…オーディン?
主神か…ほう、動揺を
誘ってるのか…
「神だろうが…殺せば
同じ事だ。」
男は笑い
「神でも殺せば同じか…
確かにそうだな。君は
覚醒からまだ日が
経たないが、慣れて
いるようだな。
殺し合いに…。」
…わざわざ、殺し合いと
言うか…
「ふ…今、君をここで
殺すのが惜しい…
後々ならもっと楽しい
事だろうな…私は実に
不運だ…そうは想わない
かな?少年。」
…勝った気でいるのか?
「僕と戦い、この場で
ゲームから退場
することがか?」
男は大きく笑う。
「ジョーク
まで言えるとは!…
できれば、別の形で
会いたかったものだ。」
男の目付きが変わった。
「ジョーク?試して
みるか?」
勝たなければならない…
ただ、それだけ…。