もぐもぐ、ごくん。

拾諸填  2009-05-17投稿
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マルクスさんちのポトフはひと味違う。
今日も一人分、小さな鍋に入れてもらって持ち帰り。


小さな我が家の小さな食卓。
鍋の蓋を開けて、そのままぼくは「いただきます」。


もぐもぐ、ごくん。


うん、うまい。
そこでぼくは一番好きなソーセージにフォークを刺した。


ゴリッ。


あれ?何かおかしい。ソーセージの中に芯がある。
見るとそれはよく煮えた人間の人差し指で、芯だと思ったのは骨だった。
うっかり者のマルクスさんが、慌ててソーセージと間違えて入れてしまったに違いない。


もぐもぐ、ごくん。


うん、やっぱりマルクスさんちのポトフはひと味違う。

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