「タスケ!!いいかげんにやってほしいことってのを教えてくれない？もうこの世界に来てから１ヶ月近くたつんだけど!!」
「人間ってせっかちなんだね」
猫のくせに生意気な…！
「だってしょうがないでしょ？ウチのママがゆっくりして行きなさいって言うんだからさ☆」
「早くしてよ…」
「わ、わかったよ、実は花の多いここだけど…」
「人間はどこだ！」
なんかうっさいのが来たみたい…
「ミドル!!」
「おぅ、タスケか、人間はどこだ？」
「私…だけど…」
「おい、人間！ウチと勝負だ！」
「はぁ？」
なんなのこの子…
「ウチと勝負だぁ!!」
「むちゃ言うなよミドル…なんのために僕が人間界までいったと思ってるんだよ」
「うっさい！ウチは人間に勝ってタスケに…」
「？」
「な…なんでもない」
「タスケ…この子だれ？知り合いだよね？」
「きやすくタスケを呼ぶな!!」
む…
「なになの〜!!」
「ご、ごめんね…ミドルと僕は幼なじみなんだ」
「…なんだよ…優しくしちゃってさ…」
「え？」
「なんでもないよ！」
…なんだ？この空気は…
「いいから勝負しろ!!」
これじゃまるで…
「…ミドルってメス？」
「そうだよ？まさかミドルのこと男の子だと思ってた？…ミドルは昔からおてんばだからなぁ」
「な…んだと!!」
やば…怒った？
「もう怒ったぞ…」
こぇ〜!!女ってこぇ〜!!
「もう、勝負します！」ついに言ってしまった…
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