?-1
こんなありきたりなことしか言えないけど…
どうしていままで気づかなかったんだろう
こんなに近くに
君がいたのに
こんなに近くで
君を感じていたのに
私の救いはすぐ側で待っていてくれていたのに
君を初めて見たのは、小学生の時
その日は
学校中が君の話でもちきりだったよ
「外人が来た!!」
私は何の興味もわかなかったんだけど…汗
もともと
そういうものには興味を持たないタイプだったからね
興味のない私のクラスに
その噂の「外人」が来た
その時、君は何も喋れない子だった
自己紹介は全て先生がした
だから私は
この子、外国からいきなり日本に来て、日本語が分からないんだな
と
勝手に解釈して納得してたんだ
でも違った
君はその時点ではもう日本語はペラペラだったんだよね
君に無かったのは
言語ではなく…声
その事実を私が知ったのはだいぶ後のことになったけど…
君のとなりには
いつも通訳の方
クラスメートをはじめ
同学年や他の学年まで!!
みんなが君を見に来てた
みんな君に興味を持ってた
でも
私は全く興味を持てなかった
「千春☆初恋って英語で何て言うの??大毅クンに初恋はいつですか??ってききたいんだけど!!」
当時
私はしょっちゅう
こんな質問をされていた
私は幼い頃から
英語を習ってて
少しだけ英語が出来る子だった
でも
それは
私のすんでいた所が
とてつもない田舎だったからで
英語が出来るっていっても
大したことなかった
「first love」
「ファーストラブ??」
「うん多分」
「わかった。きいてみるね☆」
初恋の部分だけ分かっても
意味が通じないだろうに…とは思った
でも
特に言及しなかった
その時は通訳さんがどうにかしてくれるだろう
という考え
この時
君には周りが何を君に聞きたいのか分かってたんだよね??
だって
君は来日する前から日本語を話せたんだから
だから
私に単語をきき
それを必死で伝えようとする姿は
見ててとても面白かったはず笑
君はも性格悪いよね〜…
相手が聞きたいこと分かってるのに
分かんないフリして通訳してもらってたんだからさ
質問に答えるとき
君はいつも紙か机に書いて答えてたよね??
英語で書かれたそれを通訳さんが和訳してみんなに伝える…その繰り返し
続きます